猿のころから
8/20
例のごとく、髪がすんなりまとまらない。
誕生日だからと言って特に例外はないようだ。
朝のコーヒーを淹れようとしたが、家にあった在庫をすべて詰め替えて会社に持って行ってしまったのを思い出す。特別に冷たいカルピスを入れて行くことにした。
母より早く、友人から祝いの連絡が来た。私の自宅に花を贈ったらしい。
キャバ嬢かよと思ったが、転職して保険屋になったからだろうか?勝手ながら、金融系の営業マンってそういうベタなお祝いとかするイメージ。
つい最近家に招いたのが何かきっかけになったのかもしれない。そういえば、いつかの誕生日に彼女から貰った革製の風車を玄関に飾っていたのを、帰り際に気づいて少し話をした。
むずがゆくなるような粋さだが、猿のころ(3才くらい)からの付き合いがこうして大人びていくことに物語を感じる。
お昼ごろ、食事管理アプリにログインしたら、誕生日を祝われた。怖…。
その演出、いる?私はいらないと思うな。
夕方ふと気づくと、計画通りに進捗するか本当に瀬戸際だった仕事がとんとん拍子に進んでおり、今週のタスクが大方終わった。奇跡。
今日、定時で帰れるじゃん!やったー!!ビール買って帰っちゃおー!(昨日も同じようなこと言ってなかった?)
帰ってエビスビール飲んでピエールエルメのケーキを食べた。(セブンのじゃなくて本家の、昨日も同じようなことやってなかった?)
さらっと書いているが幸福指数がやばい。
ケーキだけじゃなくアイスも買ってあり、これがめちゃめちゃうまい。華やか系のジェラート屋を全部凌駕する美味しさ。このへんのスイーツって割とかけた値段がそのまんま返ってくるので、スーパーカップの5倍うまいし、ハーゲンダッツの3倍うまいし、そこらのジェラート屋の1.5倍くらいうまい。
パティシエってよく「フランスで何年修行して〜」とか言ったりするけれど、ピエールエルメの支店で働いてたことはキャリアに含まないのかな。
もちろん日本の支店で働いててもピエールエルメの思想とか技は盗めないだろうが、数年間かけていくつものレシピとその正確な再現を吸収するだけで下手な自分磨きより学びがありそう。
まあ何でもいいけど日本各所でこのクオリティのスイーツを売ってくれるピエール・エルメ・パリ・ジャパンに感謝。
▼思った以上に嬉しい。写真印刷して飾っておこうかな。