親切の応酬
8/23
今日は母とランチに行くことになっている。
母から誘いの連絡があり、誕生日にかこつけて、のようだ。
先方から恵比寿の洒落た店の指定があり、混むかもしれないから11時か13時の集合にしないかと言うので、私は新宿で11時から販売開始する限定出店のブルーチーズケーキを買ってから行きたかったため遅めでお願いした。
が、時間が余ってしまうのでは?ケーキなので長く持ち歩かないほうがいいのでは?という進言により集合時間は11時半に是正された。
すると、朝になって「時間があるのでチーズケーキはこちらで買っていく。恵比寿の集合時間に来てくれ」とのこと。
母はこういうところがある。
せっかちさとホスピタリティの合わせ技で、急に機転を利かせて人のために何かをしてしまうのだ。
私は基本的に気遣いのやりとりが苦手で、予定が決まらないけど誰にも決定権がない状況とか、贈り物で親切の応酬をする文化とか、そういうのにめちゃくちゃストレスが溜まるので相性は最悪。まあいつものことなのでやりたいようにやって頂く。
会って話すとどうやら誕生日プレゼントと思ってケーキくらいは、という気持ちもあったらしく、帰りに合わせてワインも選びに行こうと言い出した。
互いにワインのことは全く分からず、百貨店のセラーのようなところならともかく、パッと見当たるのが成城石井くらいしかなかったため、選び方に戸惑いものすごい時間売り場をうろうろしてしまった。
夕方前には帰宅し、冷凍のチーズケーキはほどよく溶けていたので、早速ワインを開けた。先々週くらいから持ち越しになっていた、タラのレバーの燻製とイベリコ豚レバーパテも共に飲む。
ワインは悪くない味だった。
ブルーチーズのケーキは、比較的話題になっている商品の割に、特別際立ったもののない万人受けしそうな味。勝手に塩胡椒とかカルダモンを添えて食べる。せっかく母が買ってきてくれたけど、味の素地みたいにして気が引けるが…。まあ美味しく食べるのが一番と言うことで。
▼このあと飲み過ぎるんですけどね