俄然好奇心
9/2
ぼんやりTwitterを眺めていたら、ベノアという食品店の、英国展なるイベントに出店するずらりと並んだスコーンの写真を見かけた。
でもスコーンってあのぼそぼそしたやつでしょ?と思っていたら、私が思い浮かべていたのはいわゆるアメリカンスコーンのようだ。三角で、ぎっしりしてて、めっちゃお腹にたまるやつ。
英国展の出店一覧を見ていると、ハフキンスの名前が。
ハフキンスと言えば、ロンドン旅行で行けなかったあの店…!コッツウォルズやエディンバラ自体、ものすごく行きたかったけど旅程的に厳しく、泣く泣く諦めたのだ。
え~~行きたい~~~!!!
そんなに仕事の進捗も良くなかったが、メンバーが今日は定時に帰るというので、私もここぞとばかりに直後に退社。
19時までの開催なのでラスト20分くらいしか居られないが、とりあえず行ってみることに。
到着すると、スコーンを売っている店がことごとく行列の様子。ハフキンスはそこまでだったのでとりあえず並んだら、レーズンのスコーンしか残っていないとのことで、それとチョコレートのクッキーだけ買って退散した。
帰って食べてみると、無造作な形や表面のしっかりした質感を裏切って中はふわふわ。
スコーンってこういうものだったんだ。他の味も食べてみたいな。
そして存在すら知らずその場の勢いで買ったクッキーが激・うまい。鬼・うまい。手のひらほどの大きなサイズのしっとりクッキーで、超濃厚で中はもうとろとろ。さながらフォンダンショコラのよう。
さして大きな期待なく稀少性につられ手に取ったものなので一段と嬉しく、俄然好奇心が高まる。
チョコ、カヌレに準じた洋菓子食べ比べ欲に火が付き、リサーチを開始した。
英国展公式の写真を吟味し、アパレルECの着用画像からその質を推察するのと同じ能力でこれはという商品に目をつける。
日本で通常食べられるもしくは取り寄せられるものを除外し、口コミをツイッター、インスタで検索しまくる。(すると大体この店が好きな人はこの店も好き、という傾向が見えてくる)
見ていると、やはり私と同じように昨日から今日にかけてのバズ情報を見て足を運んだ人が多いようで、昨日の夕方ごろから急に来訪者が増えたようだ。
自分のミーハー力(りょく)が急上昇しているのを感じる。
楽しいからいいのだ。このくらいのミーハー具合ならば、渇きが満たされない憂いよりもちょっと頑張った満足感のほうが高いというもの。
しかしこれは変に土日朝いちで突入するより平日昼間の休憩時間を利用したほうがよさそうだな。
1時間で間に合うだろうか…。
往復路の計画と時間の使い方を組み立て、また美味しそうな写真をめくり、夜が更けていく。
▼こちらになります