素地としての菓子
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もはや議論は、紅茶をいかに飲むかに移っている。
マーマレードが甘すぎる説を念頭に、これはむしろスコーンよりさらに料理感の薄い、スナック的お菓子に合わせたほうがいいのではないかと考えているのだ。
スコーンよりさくっと食べるカジュアルな紅茶に合わせる菓子、はいそうです、ショートブレッドです。
帰りに、遅くまで開いている酒屋に寄り、ウォーカーのフィンガーショートブレッドを買う。よく見る赤いタータンチェックのカロリーメイトみたいなやつ。
気まぐれに埃のかぶった輸入雑貨屋を見やるとまだ空いていた。入口に1歩だけ踏み出し棚をちらと確認したら、同じショートブレッドに『100』のシール。こういう店の100って税込みだったりする?ならば酒屋の108円より安いことになるけど、さすがに税抜きかな。けど同じ値段なら今度からはこちらで買うことにしようか。
まあそれはさておき、先日のティーバッグも美味しいが濃く抽出したくて1回飲むのに2パック使っていることもあり、すごいスピードでなくなることが判明したためリプトンのデカいお徳用パックと低温殺菌牛乳も買って帰る。
低温殺菌牛乳は、ネットサーフィンしてたときの受け売り。ミルクティには低温殺菌のほうが臭みがなくていいらしい。本当か。
ショートブレッドにマーマレードとリンゴンベリーのジャムをたぷたぷとつけて食す。
判決します。この件に関しては、マーマレードがベストです。
よく考えたらマーマレードって果実が入ってないから糖濃度とペクチン的な、要はどろっとしたペースト部分が多いからあまり食べ物っぽくないのかも。あくまでソースという感じ。
マーマレードをこういったパサパサした粉もの菓子にディップする用として今後の消費を考えると、逆に世界が広がりすぎて不安である。マーマレード側を起点とした素地としての菓子を買うってもうだめなんじゃないか。それは蛇足というやつなのではないのか。
でも意味もなくチョコレートの食べ比べを始めてカヌレに波及しスコーン買い漁って…ってなにを今更振り返って反省することがあるかという感じなので、忘れることにする。マーマレード、存分に使わせて頂きます。