生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

朝ジェラとせんべろ

9/26

土曜日の朝ジェラート

なぜなら9月いっぱいしかやっていないフレーバーを、まだ食べられていないから。妥当でしょう?

すだちとココナッツとスパイスのジェラート、なんて尊いお味……貯まったポイントを使っておかわりして、雨が降る中歩いて帰る。

覚書:すだち、ゴルゴンゾーラ、タイムチョコチップ、ジャンドゥーヤ、カプチーノ

 

15時半からは歯医者。

家を出る前、いつもより少し念入りに歯磨きをした。

集中的に虫歯の治療をしていたときは都度異なる歯科助手さんにあたったが、定期健診になって担当が固定になり、他快活な同僚たちと比べて言葉数が少ないその人。処置を受けていると周囲では子どもをなだめる楽し気な声や、長く通っているのだろう年配の患者さんとの和やかな会話などが聞こえるが、私の席はめっぽう静寂。

私は美容室などでも黙々と作業して欲しいし(私はそういう時いつも手の動きだけを興味深く見つめている)、歯医者なので手は見えないがあの眩しいライトを避けるようにぼんやりと焦点を手前に逸らすとそこにある耳の軟骨にはいくつか穴が空いているのが見えて、個人的にはこの担当者に好感を持っている。

汚れも少なくいい状態ですね、と上々の評価を頂き、定期健診は終わった。

帰り際に、処置者が器具などを置いている可動式の小さな机に、直接ペンで走り書きされているのが見えた。歯周ポケットにグサグサされているとき、メモを取っていないから不思議だなと思っていたのだが、こんなことが起きていたとは。

帰って鏡を見ると、心なしか歯が綺麗になった気がしてうれしい。

 

夕方からは埼京線の街巡りに参る。

板橋で降り、徒歩でのんびりと赤羽に向かう。

 

赤羽のせんべろ(知らない方のために説明すると、千円でべろべろになれる、酒飲みの合言葉です)をゴールとした1日を組み立てており、夜にはめでたく赤羽駅前に着いた。

これまで静かな時間を過ごしていたせいか、赤羽はひどく賑やかな場所に思えて、勘考なく選んだ1軒目の酒場で黄色い声が耳に刺さる。

感じ入るもののない店ではあったが、案外料理は価格に見合った質と量で、すぐにお腹が膨れた。

1杯だけ飲んでお勘定をし、せっかくなのでもう1軒。

 

パチンコ屋の裏にある小さな立ち飲み屋だが、Googleマップで検索するとすぐにヒットする人好きのする店のようで、100円のメニューがずらり。板わさを注文すると、ちょうど席の隣に冷蔵庫があり、家の台所の距離感ですぐさま作り置きの小皿が出てきた。むしろどこで仕入れてるんだという驚きさえある、カップ麺のかやくをデカくしたようなうっすくてかったいピンクの縁のかまぼこ。

落ち……落ち着くわぁ~~~。

急激に赤羽の思い出温度が爆上がりした。板わさは家で食べようとは思ったけれども。

 

▼いいよね。

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