生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

自衛本能のはたらきだけは記憶にある

10/2

華の金曜日である。

とはいえ特別晴れやかな気持ちもなく。

 

夜、ついでに呼ばれた形の飲み会が遅めの時間からあり。

別途、職場の上司が急に雑談会をしようと言い、参加義務のないゆるいオンライン会も夕方に設定されている。

いずれにしても強い意欲の湧かない予定である。

 

言い出しっぺの上司がそこそこ偉い人なのもあり、なんだかんだオンラインで人が集まってくる。

同じフロアの同僚たちも、いざ時間が近づくとやっぱり参加しなきゃな、となった様子で、若い衆がちょっとした買い出しに行かされていた。

(念のため書いておくと、決して面倒を押し付けられたわけではなく、もう夕方だし仕事さぼって同期たちで買い物でも行ってきなよ、てなやつです)

なかなか買い物から帰ってこないねえ、と待っていると、少し距離のあるミスタードーナツまで行ってハロウィンのかわいらしいドーナツをたくさん仕入れていたようだった。

ひとつどうぞ、と持ってきてくれたので迷わずさつまいもドを頂く。

変わらずおいしいけれど、蛍光灯に照らされた味気ないオフィスではないほうが嬉しいな。食事という大切な時間をつくることなくハイカロリーハイリターンの摂取をしてしまいなんだか腑に落ちない。

 

などとどうでもいいことをダラダラと書いたが、オンライン会もほどほどに続き、途中で抜けて飲み会に向かった。

定刻が20時半と遅めの設定だったにも拘わらず、まず集まったのは2人だけ。少したってもう1人到着。まあいつものことだし、ちゃんと来るのもいつもの顔ぶれ。

 

ついでに呼ばれたはずなのに、肝心の元のメンバーが集まらず、結局見知った顔だけの会のままお開きになった。

1軒目の店のまま長く滞在したこともあり、いつもより飲み過ぎた自覚がある。

しかもワイン。(私の体質はワインと相性が悪い)

 

帰宅の途中でぐっと酔いが回り、軽い気持ちで下車して休んでいたら、少しして駅員さんに電車が終わりましたよ、と声を掛けられた。

えっ、まじかい。

このままタクシーに乗ったら絶対車中で気持ち悪くなる(私の体質は車とも相性が悪い)し、かといってあまり長く歩いていても危ない道だと感じられたため、とりあえず一番近くのコンビニへ急ぐ。めちゃくちゃ酔っているが、酔った感じを出しすぎると迷惑な客と認識されるので、平気な顔をしてとりあえず歩きまくる。

しばらくして行ける!となった瞬間、目の前の道でちょうど降車し会計をしているタクシーを見つけてにじり寄った。

15分ほど最寄り駅まで走ってもらい、料金は2100円。現金で支払った。

一件落着。

 

この記事自体、当然思い出しながら書いているわけだけど、正直細かいことはあまり覚えていない。というかまずどこの駅だったかが全く分からない。

けれど、自衛本能のはたらきだけは記憶にあるもので、タクシー料金なんかは朝起きてもきっちり覚えているのだった。

自分の世話、自分でできてえらいぞ。今度は飲みすぎるな。

 

▼飲み会で透明水彩のパレットみたいだな、と思った牛肉のカルパッチョの皿

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