生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

好き放題するけど、快活で誰も傷つけない

10/9

通勤の道すがらにあからさまな秋の証明。ひまわりはすっかり俯きが板について、金木犀が台頭している。

雨が続くので、きっと週末を過ぎたらオレンジの絨毯が敷かれることだろう。

 

帰り道、自宅最寄りに到着しミスターミニットに寄ろうとしたら開いていなかった。19時に店を閉めるらしい。

商店街の中にある靴・鍵の店が親切でお手頃なのだが平日休日にかかわらず営業時間が短いのが玉に瑕で近頃立ち寄っていなかったところ、いつでも行けると思っていたミスターミニットがこの営業時間ならばもはや差はない。

営業自粛はこうした大手チェーンの差別化にも影響を及ぼすのだな。

 

ミスターミニットの隣が小さな輸入食品店(以前紅茶を購入した)なので目に入る。いつも入り口を飛び出して軒先にはよく売れそうなシリアルやスナック菓子などが配置されているが、今日はさらにスペースが拡大され、リンゴ箱のような質素な木箱にどでかいマフィンやベーグルが積まれていた。

コストコで売ってるやつだ。行ったことがないので当然見たこともないけれど、人間に共通した「コストコに売ってるマフィン」という認識を具現化したらこれになると思う。

4つの味のセットと、1つずつ小分けの袋がある。

点々とかぼちゃの種がまぶされた、モルモットくらいはあるでしょうというマフィンがなぜか猛烈に羨ましい。が、小分けの袋には見当たらず、セットの中にしか入っていない。

小さな店先でたっぷり3分ほど想いを巡らせ、4つのマフィンを買った。気持ちが昂る。

 

帰宅。

食べ合わせは最悪だが、可愛い豚バラブロック(追って角煮風の味付けをしたが調理が雑なので決して角煮ではない)を3切れとビールを頂き、その後温めたマフィンとコーヒーを用意しデザートとした。

こういう自由さを表現する熟語が、今でもしっくりくるものがない。

細かいことを気にせず、好き放題するけど、快活で誰も傷つけない感じ。

 

豪快奔放、という四字熟語が比較的近い気はするが(そもそも豪快と奔放をくっつけただけというおおらかさがよい)、もう少しシンプルな言い回しがなかったかなあ。

 

▼バナナマフィンとコーヒー(かぼちゃのやつは後に取っておく)

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