生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

伏線回収の感覚

10/16

初めて顔を合わせるメンバーとの仕事が始まる。

ビルにも居室にも入る権限がなく、待ち合わせて通してもらう。案内された席の周りは知らない人、人。あっちの席は空席らしい。どこにトイレがあるかわからず一瞬迷い、手持ちのWi-Fiが通じなかったので共用のパスワードを聞く。

ただの慣れだとは思うけど、こういうことに緊張しなくなったな。所作のひとつひとつはできるもできないもないようなことだが、反射神経的身のこなしが人間関係を左右したりするから侮れない。就職活動のときからそれに気付いてる優秀な人材はいろんな人と面接の練習をするんだな。頭が上がらない。(一人でぶつぶつやってた人間)

 

資料を作っていてわりと用意周到なつもりで準備したことがほぼすべて見られて、伏線回収の感覚が気持ちよい。

興味が薄れているとはいえ、やはり仕事をちゃんと見てくれる上司のもとで働くほうが楽しい。

 

昨日の日記を書いていて、「無味乾燥」という言葉が気になった。

ほぼ同じ意味に「無味無臭」があるが、私は「無味無臭」のほうが好きで何に対してもよく使う。

世間では「無臭」のほうは直接口にするものを表現するときに使うことが多いと思うのだが、辞書には転じて〜の意味も記載されているので、間違った使い方ではないと思う。

なんだか物体や出来事に対して「乾燥」という状態表現を使うと、それだけで特別な(この場合は貶めるような)意図を感じてしまうというか、「無臭」のほうが当たり前だからこそ本当に可も不可もない没個性な感想を抱く。気がするのだ。

 

夜から会社のオンライン飲み。

帰って着替えたりなどしたらもう開始まで30分ほどだったので、既に腹は減っていたが粛々と準備をする。

誰も見ていやしないだろうが、なんとなくそれっぽく盛り付け、追加したくなるかもしれない肴なども事前に盛って冷蔵庫に構えておく。

なんだかんだ楽しみにしている。同僚と行くランチなどは結果的に煩わしさを覚えることが多いけれど、単純に酒の席というだけでちょっとだけ気分が上がるもの。人と飲む酒はいい。

 

会は、そこまで多くの人は集まらず、運良く家庭菜園の話などで盛り上がったうえ企画者があまり落ち着けない場所から参加していたことで短めのお開きとなった。

時間もちょうど良い。いい会だった。

 

備忘:だいやめ、という焼酎が美味しい。本当にライチのような華やかな香り。

 

▼連日飯の写真でおもしろくないが、漬物を乗せた小さな雲の器が新入りでうきうきしたので。

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