生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

雲に隠れた太陽が朧で白昼の月のよう

11/22

寿司の予定がふいになった。

友人が近ごろコテコテの恋人もどきにやられて大変そうだったので、寿司に誘ったのだが、指定した日付が案外限られた時間しかなかったようで、別日にした。

 

寿司はともかく、この友人と会うときは割合攻めたファッションをする心得があったので、それが宙ぶらりんになってそわそわ。

おおよそやるべきことを昨日消化してはいるが、暖かいので外に繰り出そう。

 

明日のほうが寒いらしい。では今日太陽の恵みを享受するなり。

隣駅まで歩いていくことにして、途中の100円ローソンで焼酎ハイボールを買って大きめの公園へ。

冬が近づき、昼過ぎだというのに日なたが少ない。

いつもはレジャーシートや日よけテントが立つ芝の空間が完全にすべてビル影に覆われており、人々は、普段レジャーシートがない人のためにつくられたウッドデッキのような簡易ピクニック場にこぞって集まっているようだった。

しかたがないので、もうすこし中心部を離れコンクリートのオブジェみたいな休憩スペースにシートを広げ、足を伸ばして座る。(余談だが、私は昔から体が硬く、長座前屈の状態では90度でもう足が伸び切って痛かった、でもかれこれ1年くらい定期的にストレッチをしてるので平気でそのように座れるようになったのだぞ、えへん)

ぽかぽかと気持ちがいい。

地面は固いが、背もたれがあったのと足を伸ばせたこともあり、焼酎ハイボールで思いのほか緊張も弛緩してなんだかんだ1時間ほど過ごした。

 

そろそろ別の場所にでかけようかなと立ち上がると、ぽやぽやと酔っぱらっており、その足でミスタードーナツに寄ってピカチュウを食らった。

ピカチュウは250円くらいした。これが人気とブランド。

 

そのまま駅に入って電車のにり、コンタクトに合わせて、眼鏡の度も直しにきた。

予備も持ってはいるが、メインでいつも使っている眼鏡は今でも惚れ惚れするほどよい品物だ。左がシルバーで右がゴールドの、フレームが手書きのような柔らかな線を描くおかしな眼鏡。蝶番のねじが六芒星のかたちをしていて、なんともカワなのである。5年くらい前に買って、その間予備の眼鏡は気分転換に何度か買い替えをしたけれど、これは全然買い替える気にならない。大好きだ眼鏡ちゃん。

 

眼鏡の視力検査待ちの間に小田急付近に何かを探しに行った気がする。なんだったか… 。思い出したら追記しよう。

 

そのあとも大したことではないが、カルディに行ってプルコギのタレを補充したり、HappySocksで靴下を買ったりした。HappySocksは定期的にかわいい靴下をリリースしてくるのでずるい。家が靴下だらけになってしまう。

 

寿司の代替というわけではないが、タンパク質を欲する体を持て余し、夜はステーキを食べに行った。ステーキなんて食べるのは半年ぶりか1年ぶりか。久しぶりに食べても、ステーキはステーキだった。予想を超えてこない、肉本来の味で溜飲が下がった。

 

▼雲に隠れた太陽が朧で白昼の月のようだと思った

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