夏の夜にはスイカ食え
朝。
腹が痛くて何もできん死。と思って薬飲んで回復体位で二度寝。左手が痺れて起きた。
痺れには効かんわな。
痛くはないので清澄白河に行こう。
昨日はアマレットとコアントローに汚された特濃豆乳(トクホ)をストレートで飲む。飲んだ次の日は柑橘がいいみたいな話を思い出してキウイを食べた。キウイって柑橘じゃなくない?
案の定目標時刻を過ぎて家を出た。
朝のGoogleマップの経路検索の記憶ではもう間に合わないはず…けどもう一回調べたら間に合うようだった。検索するごとに違う景色を見せてくる、永遠の謎である。
昨日Amazonから届いたCDアルバムを聴きながら地下鉄に座る。めっちゃいい。
地下鉄は情報が少なくてとみによい。眩しさとか、急な揺れとか、そういうのがほとんどなくて、暗いチューブを通ってるか、蛍光灯に照らされてるか、どっちかしかない。
目的のギャラリーで、お目当ての器はなかったけど、ミトコンドリアみたいな柄のフラットなお皿にグッと来たので買う。こうしてずっと欲しい形の器がないまま好きな皿が増えていく。
だめだなと思いながら、喉が乾いてきたのでスミノフでも飲んじゃおうかなと近くのスーパーに入った。
面積がやたらと広いが通路は狭く、その割に客も縦横無尽に歩いている。同じ東京だけど、外国の文化みたいだ。
ふとプラネタリウムに行こうかと思い立ち、渋谷に行くか中野に行くか悩んで、とりあえず酒を飲む。このくらいの決断は酩酊に託していいことにする。
渋谷に到着。
プラネタリウムまでは時間がある。
せっかく渋谷に来たので、最近食べ比べているカヌレをヒカリエのロブションで購入。ロブションのカヌレは食べたことがあるのだけど、美味しいが高いなという感想。渋谷では小指サイズのミニカヌレが買えて、これはよかった。カヌレの皮のガリガリ率が高く、そしてなんと76円。
芦屋や梅田で買えるダニエルのカヌレが大大大好きだけどそうそう食べられないので、これはよいよい。
プラネタリウムもよかった。
火星探査のプログラムだと思ってたらMusic by ACIDMANだったという勘違いはあったものの、ちゃんと天文に寄せた内容でむしろACIDMANってそんな宇宙に想いを馳せるバンドだったの?てくらいだった。
フロントマンだという大木さんがわざわざ撮影にも出向いたという南米チリの電波望遠鏡の研究施設が大画面に映って、「やっぱ東京に住んでると散歩の目的にハリがあっていいなー」とか思ってた自分の小ささよ。とんでもなく遠くの光を集めたいという一心で、チリでその研究の一端を担ってやる!と世界中からバカ頭いい人間が集まったりしてるのだな…などと想いを馳せる。馳せる想いも小さいのであった。
意味はないけど明るいうちに帰ろうと思っていたので、帰途。
ここには書いてないけど他にもたくさん買い物をしている。外出は気晴らしになるけど散財も多くて困る。要因は自らの内にあることが明確なので、肝に銘じよう。ほどほどにな。
▼日中酒で喉を潤したがいつまでも喉がカラカラで夜のスーパーでスイカを買い貪り食う。夏の夜にぴったりだ。皮をぬか漬けにした。いい1日のいい〆である