刹那的な気後れで
8/27
仕事中、なんだか口寂しい気持ちが拭えず、ドライのプルーンを食べる。
プルーンって他の食べ物ではなかなか起きない、口いっぱいが"味"だ……!という感覚がある。形のある食べ方でこれなのだから、ミキプルーンの真髄やこれいかに。ミキプルーンに宗教みたいなところがあると聞くけど、本当のところどうなんだろうな。
好きな人には悪いが個人的には「うがいしたいな」が後に来るので、うちのドライプルーンはかれこれ数ヶ月かけて食べています。早く無くなってくれないか。
そして、肝心の仕事は誰のせいでもなくコントロール不可能なタイプの要因で虱潰しのような試行錯誤が求められる状況にぶつかっており、むむっ、やれやれ….という気持ち。
帰りが遅くなりそうなので、食べたいもののうち、手早く準備できそうな品を考える。
喉が乾いているからか、急に、いちじくのことを思い出す。
先週スーパーに寄った時、食べたいなと思ったけどやっぱり高いなあと買うのをやめたのだった。でも考えてみろ、いちじくなんてどんな風に買ったってどうせバナナやみかんより安くなる訳がないのだ。
こんな刹那的な気後れで思うようにいちじくを食べることすらできない人生なんて!!!!
感情の飛躍は認めるが、悔しさに昂り、鼻息荒く4つで600円ほどのいちじくを買った。
そして、いちじく、大人食い。4つを剥き、一気に食べる。
果物って、ケーキやお寿司みたいに唸る美味しさはないけど、身体に染み渡るね。
▼もりもりいちじく