生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

ケーキの最小単位

9/9

会社によくお茶請けを持っていく。小腹を満たせるような量ではないが、糖分が摂取できてちょっと気分が落ち着くような。

それを、今日はリンゴンベリージャム単体で持ち出してみた。

一番小さなジップロックコンテナに、よくあるお弁当用の紙カップを入れて、ジャムを1匙とティースプーンをパッキングする。 

 

私はこの度のスコーンブームによって知った。スコーンはケーキだと。

甘みや水分の少ない素地としてのスコーンに、ジャムでフルーツの風味と水分を乗せ、クロテッドクリームで油分のしっとりさを足す。これすなわちケーキである。

だからスコーンにはコーヒーではなく紅茶なのだ。

スタバとかに置いてあるイメージでコーヒーを合わせてイングリッシュスコーン(と呼ぶのか?知らないが)を食べるとしょんぼりする。ショートケーキを食べようとして家にコーヒーしかなかったら悲しいだろう。

 

話が長引いたが、ジャムだ。

常備できる、そして摂取できるスコーン(ケーキ)には限りがあるため、紅茶を飲むためのケーキとして、その最小単位を探す旅に出る。

実をいうと英国展ではファッジと呼ばれるお菓子も買っていて、ファッジというのはまあ平たく言えば砂糖と牛乳とバターを固めたものだ。油分を含んだ落雁に近い。これが不思議と紅茶が進むのだ。

ここでわかることは、本当に最低限、必要なのは甘味と油分、つまりジャムとクリーム側であってスコーン側ではないのでは?ということだ。スコーンは素地なので。

 

そうしてまた私の食べ比べ遍路は続き、気づくと家にはさらに3つのジャムが増えているのだった。てへ。

最小単位のケーキであるジャムを消費するために手間をかけて会社にまで持っていったのに、苦労が水の泡である。背負いたがりだね。

 

▼そのうえ数々のジャムを食べあぐねた(食べあぐねる?)結果、最終的にまたいちごジャムに帰ってきたのであった 

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