生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

半分ずつ食べると誓う

12/25

自分で買った自分のためのクリスマスプレゼントが届いた。

正確に言うと、もう少し前から届いてはいたのだが、合意の上で同居人の部屋に隠しておいてもらった。個人的には25日の朝にもらえるものと思っていたが、イブの晩に雑にテーブルの上に置かれた。憤慨はしないが認識の齟齬は感じた。

 

そんなわけで昨日から触ること自体できたのだが、品物が品物だったのでせっかくだからと今朝になって箱を開けた。

アクリルで出来た透明な積み木。少し前にTwitterでプチバズりしていたのを見かけて、それからずっと欲しかった。

いい値段がするのもあるし、自分の持ち物として過剰で仕方がないものなので……。が、今年の健康診断に行ったあと、会社からどかんと健保のポイントが入ったので、それをAmazonギフト券に変換することで健康と引き換えにおもちゃを自分に買い与えることにした。いい経済循環だ。

朝陽に照らされる素晴らしいアクリル積み木の輝きは後述の写真を参照されたし。 

 

昨日はなんともない1日を過ごしたが、ふるさと納税で届いたA5ランクのステーキ肉を今日開封することに決めていた。金曜日と美味しいごはんの相乗効果は世界中の誰もが知るところだろう。

冷蔵庫で解凍した肉を、ネットで得た知識をもとに片面を強火で、反面を中火で蓋をしてじんわり焼く。いい匂いしすぎ。

このためにと6年寝かせたいい赤ワインを開け(このために、は寝かせたには掛かっていない。たまたま6年前に買って眠っていたワインを、このために開けた)、ちょっと大げさな皿を出し、祭りの気持ちで大胆にかぶりつく。

う~~~~~~~ま。

この時点で薄々は感づいていた。脂の過剰さに。too oily to meに。

 

半分ほど食べ進めたところで、お肉単体で噛むことがつらくなってきた。でも付け合わせのポテトと一緒に食べると美味。

これが残り2割ほどまで来たとき、急にだめになった。もはや「気持ち悪い」に片足を突っ込んでいる。美味しいのだ、おいしいのに……。

 

泣く泣く食べきれなかった切れ端は同居人にパスした。

心から不甲斐ない。

こんなに悔しかったことがこれまであるか。

今年どころじゃなく、ここ数年で一番悔しい出来事だと言ってもいい。

これから脂耐性のトレーニングをすることまでは考えないが、自分の加齢を、そして体質を呪う。

 

美味しいお肉、ありがとう。私はあなたが大好きだ。でも私は脂に愛されないのだ。今度からは半分ずつ食べると誓うよ。これからもよろしくね。

 

▼キラキラ

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▼油々しい

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