生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

月に照らされない夜ばかり

10/1

昨日頑張ったし今日は何事もなかろう。(仕事)

しばらくは事後の書類作業が続くはずなので、むしろ眠気との闘いについて準備するべきかもしれぬ。

 

しれっと仕事をしていたら、順調にタスクは進み、特段大きな指摘もなく、今日中にできるだろうなという見積もりぴったりくらいの作業が完了して1日が終わった。

Googleのロゴが満月っぽいやつだな、そうに違いない、と思っていたら案の定帰り道に橋の上から見た月が大きくて丸かった。

月はただ夜にぼんやりと青白く光るだけで、それはある種の街灯と事実大きな差があるとは思えないのだけど、不思議と神妙な気持ちになる。

 

学生の頃、時々マンションの階段の踊り場で夜を過ごしていたことを思い出した。

周辺と比較すれば比較的高層で、階段が廊下から張り出して続いているので1番上の階には空を遮るものがなく、大した景色でもないが広く見渡せる場所だった。

今思えば踊り場は北向きで、月の光を浴びたことはほとんどないだろう。国道が近く、月がなくともいつも明るい夜だった。

スピッツ新月という曲がお気に入りで、たまに煙草をふかしながら聴いていたけれど、これも「新月」。

月に照らされない夜ばかり過ごしたものだ。

 

などという感傷も特に影響なく雑な夕食をとる。

少しはゆったりとした時間を過ごそうとミルクティーをいれた。

お茶請けも減ってきたので、買い置きのショートブレッドをあける。クロテッドクリームを探し歩いていたとき、最終的に仕方がないからそこそこの価格の輸入商品を買いに行ったが、そこでオリジナルのショートブレッドがあったので買っていたのだ。

初めに食べたときも思ったけれど、この商品、どうにもパサパサで食べづらい。クロテッドクリームの風味がもったりしていて、ジャムをつけるのもピンと来ないし…。

けれど、白と水色をベースにした包みが上品でかわいらしく、ショートブレッドも淡いクリーム色でこれも満月みたいだ。

満月を食べて眠る。

 

▼なんにも写真がないよ~と思っていたら事故写真があった。帰りに月を撮ったはずだけどこれしかなかったので、あの時のアレだな。こういうままならない写真って、なんかいい。

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