生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

これが本当の世界だった

11/23

今日も懲りずに新宿に行く。

そんな予定ではなかったのだが、昨日気づいてしまったのだ。ブノワニアン、私が今年のバレンタインに急にチョコレート富豪と成り、その素晴らしさに気づいてしまったベルギーのショコラティエのショップが限定で新宿伊勢丹に売り場を構えていることを!

日本では未発売の焼き菓子なども売られているらしく、在庫も激薄(人が殺到しているというよりは、単に少ない)と見えたのでこれはダッシュで行かねばならぬ。

伊勢丹営業時間を目がけて突進だ。

 

と言いながら、いつものごとく15分くらいは目標から遅延してしまったため、ブールドショコラ(ナッツやドライフルーツのチョコがけボール)のアプリコットを逃してしまった。が、ガトーショコラをゲット。

ガトーショコラが思った以上に大きかったので(高かったけど)、そのまま紙袋を手に新宿御苑に向かった。

ファミマでメガコーヒーを買い(あとから知ったが250円のメガコーヒーは100円のSサイズコーヒーの倍量らしい。ちょっと損)、午前中の御苑で個人的一等地を陣取って思う存分ぼんやりする。遊歩道の途中にはジュウガツサクラという季節外れの秋桜が植わっていて、雲一つない秋晴れに最高に映えていた。

 

コンタクトを変えたので、木々の表情や遠くの楽しそうな面々がやけにくっきりと輪郭を持って感じられる。これが本当の世界だったのだな。

近場とはいえ連休中このうえなく外出しているので、いよいよぼうっとして過ごす。でもこれが新宿御苑で過ごす時間の正解だ。そうだろう。

ガトーショコラは、Twitterでは思ったよりマイルドだとかポロショコラのほうが濃厚だとか言われていたけど、成分表のトップがバターになっていることがあらわすように、十分すぎるほど贅沢なケーキだった。確かに見た目はただの茶色い円盤だし、フォンダンショコラのようなギミックもなく静かに均一に焼かれた生地である。が食べれば小麦粉が限界までバターとチョコレートの油分で飽和していることがしみじみと感じられ、むしろよくこの形を保っているなという底知れぬ力があった。

 

今日も思ったより長居して気づけば14時近い。日差しは雲に覆われ肌寒さが誤魔化せなくなってきたところで退散した。

ガトーショコラの喜びが忘れられず、もう一種類食べてもいいかもしれないと、諦め悪く新宿伊勢丹に引き寄せられる。むむ…でも1個1000円だぞ…しかも来月はポップアップが池袋西武に移動してそちらではチャンククッキーが発表されるらしい…むむむ…。

悩みに悩んで食品フロアをもう一周したとき、気になっていたパン屋のシュトレンを発見してしまった。おお、神よ…私に試練を与えるのか……。

 

ただ見かけたときから割と心は決まっていた。

すぐに携帯のカレンダーで今手持ちの甘味の消費期限をチャートにして、なんとか12月前半で2本のシュトレンを消費するスケジュールを立て、買った。はい、買いました。

ブノワニアン様にはまた池袋でお会いしたく候。

 

家に帰るともう夕方で、なんやかやと歩き回ったのでしばらくベッドでまったりしてしまった。連休中にやろうと思っていた家の中のことが全然済んでいない。外出のしすぎである。

 

しかし夜から怒涛の追い上げを見せ、ガスコンロの掃除、粗大ゴミの回収予約、知らん葉物part2で味噌汁をつくり、玄米を炊いて小分けに冷凍し、バブを入れた湯船につかってストレッチをした。ふう。

数週間前に部屋の見直しが必要だとハンガーラックを導入したものの、導入だけして減らしていなかったので部屋が狭く、今週中に衣装ケースを発注して大きなチェストを処分したかったが、思いのほか検討の要素が多すぎて諦めた。

急がば回れ。明日もう一度衣類収納テトリスをしてから発注品目を決めよう。

 

▼映える写真もあったけど、落ち葉に一番季節を感じるねf:id:kaaamadax:20201124120011j:image