生ハムと暮らしている

すぐ忘れるので文字にしよう

生きるのって億劫なことだ

12/2

起きると、声がガラガラで笑った。

正確には起きてしばらく一人では何も話さないので、家を出るときに行ってきます、と言ったら明らかに昨日酒飲んだねって感じの掠れ方をしていてうけた。

 

12月の始まりでプロジェクトもいくつか動きがあり、春から夏にかけて一緒に仕事をしていた同僚も、少しずつ場所や役割を変えていたらしい。

私の現在のロケーションは基本的に知り合いはほとんどいない場所だったが、昨日から2名の見知ったメンバーが新たに参画したと聞いた。私個人としては職場に仲良しを求めていないし、というかまあほどほどに大人になったので会社で心細いという概念はあまりないけれど、新卒の子らが同年代のいない職場に配属されまったく憂いを感じていないわけではなさそうだったので、それぞれに声を掛け引き合わせることにした。

 

前のオフィスでも直接的に仕事の関わりはなかったので、正直そんなにお互いのことは知らないが、声を掛けると非常に嬉しそうな様子だった。

何なら結構ドライで同じ場所にいたときは全然一緒にランチなんて行かなかったのに、共通の敵がいると味方が頼もしくなる正当な結束力である。さもありなん。

 

今日も今日とて同じ雑煮と蕪手羽先煮を持っていただけなので、関せず置きざりにして、近くのオフィスビルのレストランフロアへ連れ立った。

 

午後、先々週にレンズ交換に預けた眼鏡が今日受取日であると気づき、他にも買い物があったので新宿に寄ろうかなと思う。

ヒール履いてきたの失敗だったな、と省みながらもやることリストを書き出した。

 

帰り道、リストを見てその緊急性の低さを再認識し、周囲から外は雨が降っている様子であると勘付き、気乗りしない自分を許した。

時間もあるし体力もある、でも何もしないことをよしとする。

家に帰り、昼食べられなかった残り物を食べるべきかなとも思ったけれど、それにも気が削がれるので雑煮だけはお椀に軽くよそい、レンジでチンした塩辛じゃがバターと食べた。

これだけではちょっと心が満たされないので、3日ぶり2日目のシュトレン登場。

この数日で熟成が進んだってこともないとは思うけど、スパイスの効いたシュトレンの香りが週末より強く感じられた。いい買い物だったな。

 

近ごろやるべきことを少しずつ片付けていて、それに快さを感じていたけれど、また鈍い雲の陰りの予感。なにかと考えると、いつの間にかひと月が経ち、生理周期が近づいているのだった。本当にそのせいか分からないけど、そういうことにしよう。薬を飲んでみようと検討していたのを、実行に移そう。自分の調子を自分で整えるなんてことが、まだまだできなくて、生きるのって億劫なことだなと思う。

 

▼1日のうちに1枚くらい写真を撮る、というのもなかなか習慣づかない。これは少し前の海沿いの月

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